日焼けしにくい兄と日焼けしやすい妹、その違いって??

日焼けも気にせず遊ぶ子どもたち
日焼けのしかたの差は、それぞれが持っているメラニンの差が主な原因です。最近は昔に比べて日焼けに対する意識が高まっています。フォトスキンタイプという皮膚の分類を参考に、親子で日焼け対策をしてみてはいかがでしょうか。
医療の現場
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夏本番!
わたしの住んでいる大阪は連日35℃超え。
気づけば子供たちはこんがりいい色になっています。

そこでふと疑問が。

「2人一緒に遊んでいてどうして下の子だけこんなに黒いの?」

そこで今回は、焼けやすい人と焼けにくい人、違いはどこにあるのか調べてみました!

焼けやすい、焼けにくい、その違いはメラニンにあった!

うちの息子は、日に当たると赤くなりあまり黒くならないタイプ。
娘は赤くならずに、すぐ黒くなるタイプです。

うちの子と同じように、一般的に「日焼け」というと肌が赤くなりヒリヒリする日焼けと、肌が黒くなる日焼けの二通りありますよね。

赤くなるのは「サンバーン」、黒くなるのは「サンタン」という状態です。

  • サンバーン
    紫外線B波(UVB)によって、肌が赤くなり炎症を起こすことです。
    軽いやけどと同じ状態で、赤くなるのはメラニンが少なく、紫外線への抵抗力が弱いからです。
  • サンタン
    紫外線A波(UVA)によって、すぐに肌の色が黒くなること。
    体内にたくさんのメラニンがあり、それらが肌を黒くして紫外線から肌を守ろうとする防御反応

わたしはてっきりメラニンは肌を黒くする悪いヤツだと思っていましたが、紫外線から肌を守ってくれるとっても良いヤツだったんですね!
メラニンさん、ごめんなさい!

フォトスキンタイプって聞いたことありますか?

人それぞれ持っているメラニンの量で日焼けのしかたが違うことが分かりました。

肌が受ける紫外線の反応の違いを6つに分類したのが「フォトスキンタイプ」です。

フォトスキンタイプ

スキンタイプ

反応

常に赤くなり、決して皮膚色が濃くならない

常に赤くなり、その後少し皮膚色が濃くなる

時々赤くなり、必ず皮膚色が濃くなる

決して赤くならず、必ず皮膚色が濃くなる

皮膚色がとても濃い

黒人

出典:公益社団法人日本皮膚科学会ホームページ

日本皮膚科学会によると、日本人はほとんどの人がⅡ~Ⅳに当てはまるそうです。
この表で見ると、息子はⅡのタイプで、娘はⅣのタイプなのかなと感じました。

昔、ヨーロッパに行ったとき、公園でくつろいでいる白人の方をたくさん見かけました。
皆さん肌の露出が多くて、もれなく真っ赤になっていたのを思い出しました。そして気になる記述が・・・

光老化を起こしやすく、皮膚癌になりやすいのはスキンタイプのI、IIに属する色の白い人です。
出典:公益社団法人日本皮膚科学会ホームページ

スキンタイプⅠ、Ⅱの人は皮膚癌になりやすいのだそうです。
ここ15年ほどでしょうか、日に当たるのは良くないという認識が急速に広まった気がします。
次で詳しく見ていきます。

母子手帳から「日光浴」の記載が消えた!

日光浴が消えた母子手帳

以前は母子手帳に「日光浴をしましょう」と書いてあり、推進されていました。

しかし1980年代、環境汚染によるオゾン層破壊が注目されるようになりました。
それにより、わたしたちが浴びる有害紫外線の量が増えてしまいました。

その結果、

  • 一生に浴びる紫外線のおよそ半分は18歳までに浴びてしまう
  • 子供の頃に浴びた紫外線は体に蓄積される
  • その蓄積された紫外線は、シミやシワなどの原因になること、皮膚癌の危険因子になることが明らかになった

こういったことが広く言われるようになりました。

家にある母子手帳(写真)を見ると、確かに日光浴の記載はありませんでした。
その代わり、「外気浴をしましょう」と書いてありました。

日光に当たるというより、新鮮な空気に触れさせるという風に変わってきたんですね。

子供の日焼け対策、皆さんはどうされていますか?

プールで泳ぐ子どもたち

時代の流れで、子供の日焼けに対する親の意識もずいぶん変わりましたよね。

先日、市民プールに子供と行ったら、ラッシュガードを着ている子が多いことに驚きました!
ママはというと、ラッシュガードは当たり前、レギンスを履いている方も多かったです。

中にはサングラスかけている赤ちゃんもいましたよ!

サングラスをかけてプールサイドを歩く男の子

わたしは恥ずかしながら子供の日焼け対策をかなり怠っていました。
でも紫外線の悪影響を知って、これからは子供のためにきちんと対策をしてあげたいと思います。

とりあえず子どもの日焼け止めを買ってみました。
実は子供に塗ったことなかったんですよね・・・自分はせっせと塗っているくせに。

※ 詳しくは「日焼け止めの正しい塗り方」をご確認ください。

最後に

個人的には、日焼けに気をつけながら、子供と夏らしいことたくさんしたいなと思っています♪

みなさまも紫外線に注意しつつ、素敵な夏休みをお過ごしください。

医師のコメント

  • 石川 陽平
    日焼けの予防というと、「日焼け止め」というイメージが強いかもしれませんが、やはりいちばん有効なのは日に当たらないこと、つまり日陰にいったり服を着ることです。その次に、日焼け止めになります。 日焼け止めの強さはSPFなどで表されますが、例えば、SPF50とは、「それを塗ることで、日焼けしてしまうまで浴びれる日光を50倍に伸ばせる」という意味です。 と、すると、外で遊ぶ際には、薄着などを着ながら、日焼け止め、がやはり一番でしょうか? 一方で、子供は日焼けするくらい元気に遊んで欲しいという思いもありますね。
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