ケアマネージャーさんにどんなことを頼めばいいの?

ケアマネージャーさん
ケアマネージャーが担ってくれる、要介護認定の申請、立ち合い、医師や看護師との仲の取り持ち、介護費用の使い方、介護の見通し…ざっと挙げただけでもこれだけのことを担ってくれるのです。ケアマネージャーがどんな存在かを、もっと知り自分が要介護者・要介護者の家族になったとき、助けてもらえるように知識をつけましょう。
医療の現場
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ケアマネージャーさんとは?

まずはケアマネージャーさんの存在を詳しく知ってもらいます。ケアマネージャーさんとは、正式名称「介護支援専門員」と呼ばれます。介護ケアが必要になった人やその家族に対し、必要な手続きを教えてくれたり、その手続き申請を手伝ってくれたりして、介護の環境を整える力になってくれる人です。ケアマネージャーさんが直接介護を行うわけではありません。具体的に言うと、例えば家族に介護が必要となったさいに、この先の介護の見通しを計画してくれたり、要介護者やその家族が抱く介護に対する不安や悩みを親身になって聞いてくれたり、患者や患者家族に代わって医者を始めとする医療チームにソーシャルワーカーさんと相談して意見を通してくれたりと大活躍してくれます。

家をバリアフリーにしたい!

介護が始まって最初にぶつかる壁が家の改修作業です。要介護者の体がどう変化するか、介護の素人では全く予想がつきませんからどう家を改造すればいいのかも分かりません。そんな時活躍してくれるのがケアマネージャーさんです。私の家を改修するさいには医療チームの話し合いの結果でどのように症状が進行していくのかを予測し、まず現段階でどの程度の改修が必要なのかを判断してくれました。なるべく補助費から出て家族の負担にならないように、なんでもかんでも改修させようとするリフォーム業者よりも本当に必要な改修かどうかを判断してくれるケアマネージャーさんは頼もしかったです。

要介護認定が全く分からず不安…

介護に全く縁がなかった人にとっては、要介護者になって介護認定をもらうだけでも大騒ぎですよね。私もまったく何のことか分からず、何の準備をしていいのかも分かりませんから不安な気持ちを抱いていました。そんな時ケアマネージャーさんは最寄りの市役所へと連絡を取ってくれて、認定員との面会日を決めてくれた上でどのような質問がくるのか、どんな流れなのかを全て教えてくれました。また、認定員のかたとの面接の日も立ち会ってくださり、不安になるたびに質問に答え私達家族を助けてくれました。

介護補助費用を管理してくれる

要介護認定が終わり、介護補助金が出たらその使い方まで一手に担ってくれます。介護にかかる費用を「これはこうすれば費用として落とせます、今月はまだこれだけ使えますからこれも頼みましょう」と、どうすれば介護費用として落とすことができるのか、必要なものを費用内で手に入れる方法を教えてくれます。補助費も有限ですから大切に使いたいお金です、ケアマネージャーさんは介護初心者の私達に無駄がないように、しっかりと介護補助費の使いかたを指導してくれるので助かりました。

お医者さんや看護師さんにお話ししたいことが…

要介護者を看てくれているお医者さんと看護師さんは大切な存在ですから、なかなか要介護者も要介護者の家族も意見や提案を直接は言いづらいところがあります。そんなときに間に入って要介護者や要介護者の家族の要望をお医者さんに届けてくれるのがケアマネージャーさんです。治療法を変えてほしい、もっと○○してほしいという願いを、ケアマネージャーさんがお医者さんと要介護者、要介護者の家族の間に溝ができないように気配りしながら伝えてくれるので安心です。

ケアマネージャーさんは介護の強い味方!

介護が始まるとさまざまな人(往診医、往診看護師、訪問看護師、訪問介護士、ソーシャルワーカー、介護用品を販売・レンタルする方など)が登場してくるので、一体誰を信用して誰に頼ればいいのか分からなくなってしまいます。そんな要介護者や要介護者の家族を守って、導いてくれる存在…それがケアマネージャーです。絶対に介護には必要な存在になるので、「知らない!出ていけ!」なんて追い出すことはせず、とにかく頼らせてもらってくださいね。あなたの介護の負担を減らして、よりよい環境を作ってくれる味方…それがケアマネージャーなのですから。

医師のコメント

  • 田中 公孝
    ケアマネージャーさんが、在宅のコーディネートを担います。 医療と介護のつなぎ役であり、利用者さんが自宅で最適な生活を送れるようケアプランを組んでくれます。また、必要に応じてデイサービスの利用、福祉機器の貸出、訪問歯科への依頼などしてくれますし、将来を考えた特別養護老人ホームの申請にも携わります。 非常に頼れる存在ですが、注意してほしいのは、全てケアマネージャーさんにお任せしないということです。お願いする本人・家族も一緒になってケアプランを考え、納得した療養環境をつくっていくことが1番大事だと思います。
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