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乾燥肌になる原因と対処法まとめ

入浴しながら乾燥肌のケアについて考える女性
冬場は空気も乾燥しているので肌の乾燥を感じる方も多いと思いますが、他の季節でも肌の乾燥を感じる方も多いのではないでしょうか。ちゃんとケアをしているつもりなのになぜ乾燥してしまうのでしょうか。
医療の現場
イシコメ運営事務局 イシコメ運営事務局

アトピー性皮膚炎など、とくに病気なわけでもないのに年々お肌が乾燥していく!
どんなにスキンケアを徹底しても乾燥肌が治らない!

乾燥肌に悩む女性は本当に多いですよね。
お肌の状態には個人差もあって、ひとくちに乾燥肌といっても、その悩みは様々です。

朝晩のスキンケアを毎日おこなっていても乾燥肌になってしまう原因は一体何なのでしょうか。

対処方法も合わせてまとめてみました。

乾燥肌の原因

原因①:間違ったスキンケア

乾燥しないためと思っていてやっていても実は感想を招いている場合があります。

クレンジング・洗顔の仕方

特にクレンジングと洗顔の方法を間違うと乾燥肌を招いてしまいます。

クレンジングは拭き取りタイプやオイルタイプの中でも特に強力なものは、お肌に必要な油分や角質まで取り去ってしまうことがあります。

また洗顔料の中でも特に強い洗浄力をもったものには、界面活性剤が含まれていることが多いです。
そういった洗顔料は肌表面の皮脂膜だけでなく、その下の角質層にも影響して肌の保水力を下げてしまいます

夜洗顔した顔は寝ている間にバリア機能が回復します。
しかし、朝起きて洗顔料をつけて顔を洗うと、寝ている間に回復したバリア機能を失ってしまうんです。

バリア機能を失うことで肌を守る機能が低下し、乾燥しやすくなってしまいます。

こすりすぎ・力の入れすぎ

スキンケア時にお肌をこすりすぎたり、力を入れすぎたりするのも乾燥肌になる大きな原因です。

クレンジングや洗顔の時など、汚れをしっかり落とそうと力を入れすぎていませんか?
こすりすぎによる刺激は肌を傷つけ、肝斑を引き起こす原因になりますので注意が必要です。

原因②:生活習慣の影響

何気なくやっている事が実は乾燥を引き起こす原因になっている事もあります。

睡眠不足

肌のターンオーバーを良くするために質の良い睡眠を取ることはとても大切です。
ターンオーバーが乱れるとセラミドなどの水分を保持する成分の生成量を減らしてしまうことになります。

※ ターンオーバーとは?
新陳代謝によってお肌が生まれ変わることをいいます。

入浴法

「お風呂は熱いお湯が好き!」という方もいると思いますが、肌の潤いを保つセラミドやNMF(天然保湿因子)は42℃以上のお湯につかると溶けてしまいます

また、肌が水分にふれている状態が続くと角質層がふやけて余計に溶けだしてしまいます。

「乾燥してはいけない」と毎日スチームを浴びたり長風呂をしていると、逆にお肌に必要な保湿成分まで流れ出てしまうので注意が必要です。

食生活の乱れ

  • ダイエット:食事メニューが偏りがちに!
  • 菓子・ファストフードが多い:油や添加物が多い!

特に若い人ほど、この2つが原因で乾燥しやすくなることが多いようです。

普段からバランスの良い食生活を心がけていれば食生活が原因で乾燥肌を引き起こすことはありません。
しかし最近は欧米型の食生活や急激なダイエット、偏食などで乾燥肌を引き起こす人も増えています。

原因③:季節的な乾燥

普段はなんともなくても、冬や花粉の飛ぶ季節だけ乾燥やかゆみに悩む方もいるのではないでしょうか。

冷たい風に吹かれると血行が悪くなり、肌のすみずみまで栄養や水分を届けることができなくなります。

また、秋〜冬は湿度の低下の影響も大きいです。
それに加え、暖房器具を使うとさらに部屋の湿度を下げてしまい、乾燥が進行してしまいます。

原因④:生活環境

クーラーや暖房のついている場所など乾燥した空気の中にいると肌も乾燥しやすくなります。

肌が健康な状態であればあまり気にすることはないのですが、肌の水分保持能力が低下していると水分を失い乾燥しやすくなります。

乾燥から肌を守るために有効な4つの対処法

対処法①:正しいスキンケアを行う

「メイク落としはオイルが一番!」というわけではありまえせん。
シートタイプのものも摩擦が強すぎます。

これはお肌の質やメイクによって個人差がありますので、自分に合ったタイプのクレンジング、洗顔料を見つけましょう。

とくに洗顔はこすらず泡でなで洗いをして、ぬるま湯ですすぐようにします。

化粧水や乳液も、保湿成分がしっかり入っているものを選びましょう。
ヒアルロン酸やセラミドなどが基本的なものといえます。

それでも乾燥が気になる場合は、ワセリンやオイルなどを薄くつけておくのも効果的です。

対処法②:質の良い睡眠を取る

最近の研究では寝始めてから3時間が成長ホルモンが多く分泌されることがわかりました。

寝始めから質の良い睡眠を取るために、寝る1時間くらい前から脳を覚醒しないようにする事、体を温めたら寝る頃には体温が下がっている状態にしておくことが大切です。

具体的には寝る直前は

  • テレビやスマホの使用は避ける
  • 電気は消して間接照明だけにする
  • お風呂に入ったらすぐに寝ない

などが有効です。

対処法③:入浴はぬるま湯に短時間で済ます

42℃以上のお湯につかることで肌の潤いを保つ成分は流れ落ちてしまいます。

38℃~40℃の温度でつかるのは20分程度で済ますのが理想です。

対処法④:入浴後はすぐ基礎化粧品をつける

お風呂を出て時間がたてばたつほど肌の潤いはどんどん蒸発してしまいます。す
ぐに基礎化粧品を使い水分の蒸発を防ぐのがおすすめです。

対処法⑤:加湿する

湿度は40~60%ほどが理想とされています。

それ以上でも、それ以下でも乾燥の原因になってしまいます。
加湿器や濡れたタオルを室内に干すなど、お部屋に合ったちょうどいい加湿方法を探しましょう。

対処法⑥:食事から栄養を補う

新陳代謝を高めて綺麗な肌を作るには、体の中からケアすることも必要です。

ビタミンやたんぱく質は欠かせませんし、質のいいオメガ3やオメガ9の脂質が含まれるナッツ類も合わせて摂りたいものです。

ただしいちばん大切なのはバランスの良い食生活なので、行き過ぎは禁物です。
お肌にいい栄養だけをたくさん取るのではなく、たんぱく質やビタミン、ミネラルなどをそれぞれバランスよくとることにより肌の状態も良くなり乾燥しにくい肌に近づきます。

毎日の習慣が肌を作ります

生活が乱れていると、いつしか病気になってしまいます。
病気にならないまでも、体や心に影響してきます。

年齢とともに乾燥肌になりやすくはなりますが、日々自分の肌と向き合って正しい方法でいたわってあげましょう。

医師のコメント

  • 横山 俊之
    皮脂欠乏症・乾燥肌は、皮膚の表面の防御因子が不足してしまうので、元々、皮膚の薄い乳幼児では、アトピー性皮膚炎の基礎病態です。最近、食物アレルギーでも、アレルゲンの感作が最初に起こる場所とされるようになりました。また、皮膚感染症としても、伝染性膿痂疹(とびひ)、伝染性軟属腫(水疣)、単純疱疹(ヘルペス)の素地と考えられています。皮脂欠乏症(乾燥肌)では、入浴は温めで手短か(38℃10分以内)が推奨されています。秋冬は ”風邪を引いたらいけない” と心配して、風呂も、熱め、長めにしがちです。しかし、38℃で風邪を引くことはありませんし、40℃以上は、皮脂欠乏予防には逆効果ですから、注意して下さい。
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