いいことだらけって本当?母乳育児のメリット、デメリット

母乳育児
母乳育児について医師に聞いてみました。
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一度は憧れる?完全母乳の育児

あなたは出産後の生活に対し、どんなイメージを持っていますか?

産後すぐに母乳が出て、幸せな時間がやってくる!そう想像している方も多いのではないでしょうか?

しかし実際には母乳がなかなか出なかったり、痛みが辛かったりと幸せなことばかりではありません。

母乳育児にはメリットも多いですが、デメリットだってあるんですよ。

 

母乳育児のメリット・デメリット

まず初めに、メリットについて学んでいきましょう!

赤ちゃんへのメリット

母乳育児によるメリットはたくさんあります。

まず初めに、母乳にはたくさんの栄養があります。特に初乳(しょにゅう)と呼ばれる初期の母乳には、産まれたばかりの赤ちゃんにとって必要な成分がたっぷり含まれています

初乳とは

産後1週間程度の間だけ分泌される特別な母乳で、赤ちゃんを守る免疫をたくさん含んでいます。

免疫力がない赤ちゃんを守る大切な役割を果たしてくれるため、WHO(世界保健機関)も初乳を与えることを正式に推奨しています。

ママにとってのメリット

母乳育児の場合「添い乳」という横になりながら授乳するスタイルをとることができるので、なかなか寝てくれない赤ちゃんへの寝かしつけが軽減されます。

特に敏感な背中スイッチが付いている赤ちゃんの場合、授乳で寝てもベッドにおろすことができないため、あらかじめ寝たまま授乳できることでママの負担が軽くなるわけです。

さらに、完全母乳の場合粉ミルク代がかかりません。おっぱいがあれば平気なので経済的であり、外出の際の荷物も減らすことができます。

 

デメリット

さまざまなメリットがある母乳育児ですが、もちろんデメリットだってあります。

 

母乳育児2

 

赤ちゃんへのデメリット

まず初めに、ミルクと違って飲んでいる量を確認できないことです。特に初めのころは神経質になりがちなので、不安になるママも多くいます。

また、ミルクに比べ母乳は消化が早いため、授乳間隔は短くなります。

寝ていてもお腹がすいたら赤ちゃんは起きてしまいますので、ミルクの赤ちゃんよりも睡眠時間や間隔が短くなることが多いのも特徴です。

 

ママにとってのデメリット

初期にありがちなのが乳頭トラブルです。

赤ちゃんの吸引力は強く、初めのころは乳頭が引っ張られるだけで痛かったり、吸引力に耐えられず乳首が根元から切れてしまうこともあります。

それでも母乳を与え続けなければいけないため、特に最初の1ヶ月は痛みと戦わなければなりません。

さらに、母乳に移行してしまうものは避けなければいけません。

においのきついものは母乳に移行しやすく、母乳を飲むことを嫌がることがあります。

当然、風邪をひいても市販の薬は母乳に移行してしまうため、気軽に服用することはできません。

 

そして最大のデメリットが、他人に預けられないという点です。

母乳だけで育児をしていると、いざという時に哺乳瓶を嫌がったり、粉ミルクを飲まなくなってしまいます。

そのため、強い薬の服用や、一人で外出、ということが難しくなってしまうのです。

育児中のママにとってスーパーなど近場であっても、一人で外出できる時間があると息抜きにもなります。そのため、この点は大きなデメリットといえます。

 

自分に合った方法で育児しよう!

いかがでしたか?
いいことばかりと思われがちの母乳育児も、実はデメリットが存在します。

もちろん、ミルク育児にもメリット・デメリットは存在しますので、どちらが自分に向いているのか、自分にとってあっている方法で育児をしていきましょう!

医師のコメント

  • 眞鍋 歩
    母乳栄養には確かに良い点が多く、推奨するべきとWHOも言っていますが、必ず母乳で育てなければならない、ということではありません。 人工乳でも、飲んだ量が分かる、お母さんが好きなものを食べられる、薬が飲めるどのメリットもたくさんあります。 基本は母乳がよろしいかと思いますが、無理な場合は人工乳に切り替えても問題はありません。
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