子宮筋腫の治療体験談

子宮筋腫
子宮筋腫の治療体験を聞いてみました。
医療の現場
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あるとき婦人科で「小さな子宮筋腫がある」といわれ、経過観察ということで年に1回のガン検診で大きさを見ていたのですが、みるみる大きくなりました。

身体にも変化があり、頻尿になったり生理になると貧血やお腹の痛みで寝込むようにまでなりました。

筋腫の治療を始めたのですが、なかなかうまくいかず手術で摘出しなければならなくなりました。

 

重い生理、子宮筋腫がどんどん大きくなる

私は23歳の時に長男を出産しました。

もともと若い頃から生理が重い方でしたが出産を期に軽くなったのです。

しかし、快適に過ごしたのは数年で29歳の時にガン検診で「子宮筋腫がある」と言われたのです。

筋腫の大きさは2㎝ほどで、特に気にするものではない「経過観察」ということで安心していました。

ところが、次の年のガン検診では1㎝大きくなり、次にはまた1㎝・・と大きくなっていきました。

32歳の時には1時間おきには用をたすような頻尿になり、生理には大量出血をして夜用ナプキンが2時間もたない状態になってしまい、腹痛も酷く鎮痛剤を使用、それも効かない時があり寝込むこともあったのです。

この時はガン検診を待たず婦人科に行き、検査をすると筋腫は7㎝になっていました。

筋腫が原因でこのような症状が出ているということで、治療を始めることになったのです。

 

薬物療法で更年期のような症状が…

子宮筋腫の治療は私の場合、まずは筋腫を小さくして症状を軽くしようということでした。

年齢的に閉経はまだ先なのですが手術するほどの大きさではないのでこのような方法をとることにしたのです。

そこで行われたのが「薬物療法」です。

筋腫は残念ながら薬物療法で無くすことはできないので、この治療でとりあえずは体の症状が軽くなれば良いなと思っていました。

女性ホルモンを減少させているので生理がないのは良かったのですが、注射の副作用が強く、ほてり、汗、だるさ、イライラと更年期と同じ症状に半年間悩まされました。

しかし、この治療の結果、私の筋腫は小さくならなかったのです。とてもがっかりしました。

 

結局、筋腫を摘出手術することに…

この他にできる治療は「筋腫の摘出手術しかない」ということになり、私は手術のできる病院に転院し「腹腔鏡下手術」を受けることにしました。

腹腔鏡下手術

腹腔鏡はお腹の中(腹腔)を観察する内視鏡の事です。

おへその近くに1cm程度の小さな穴を開け、そこから筒状の器具(外套管)を通しその管から内視鏡を挿入します。そして腹腔内のスペースを作るために体にとって刺激の少ない炭酸ガスを注入します。

さらに左右の下腹部に3~4カ所5~10㎜の小さな穴を開け外套管を設置します。そこから専用の細い器具を出し入れし腹腔内のテレビモニターを見ながら手術を行います。

術式によっては、恥骨付近の皮膚に2~3㎝の小切開を加えることもあります。

引用元:医療法人医誠会 医誠会病院 婦人科

幸い筋腫だけ摘出できるとのことで手術を決める際に病院からあった手術のリスクは

  • 手術の跡が残る
  • 次の出産は帝王切開になる可能性がある
  • 筋腫をとってもまた再発することがある

などでした。日程を決め一か月後に手術をしました。

 

子宮筋腫は上手につきあっていく病気

手術は全身麻酔で行われました。術後に発熱しました。

痛みがあるので痛み止めの注射を腰に刺した状態で、痛くなったら自分で打つ、という感じで痛みをしのぎました。

一日目だけ物凄く痛かったのですが後は歩行できる位になりました。

三日目には安静にしていれば普通に動けます。

ただ、手術のときに体に入れたガスが残っていて、肩などが痛いときがありました。

退院は5日でできて仕事に復帰したのは2週間後です。予後も順調で癒着もなく済みました。

その後は生理も軽くなり症状は改善されました。

しかし現在、手術の説明の際リスクを伝えられましたが筋腫が再発しました。

子宮筋腫はうまく付き合っていくことが必要な病気です。症状と自分のこれからの生活に合わせた治療を考えていくことをおすすめします。

私の子宮筋腫治療体験談でした。

 

医師のコメント

  • 眞鍋 歩
    記事内にもあるように、子宮筋腫は比較的頻度の多い病気です。 また近年の晩婚化傾向などにより少しづつ増えている病気でもあります。 主な症状としては生理痛、生理の量が多い、血の塊が混じるなどで、治療は薬物療法と手術による治療があります。 そういった症状でお困りの方は一度婦人科でご相談されてみてくださいね。
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