タモリ式入浴法をご存知?医師が思うスキンケア術

タモリ式入浴法をご存知?
医療の現場
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皆さんはお風呂で体を洗う時、石鹸を使っていますか?
それとも、何もつけずに洗っていますか?

タオルで擦るようにゴシゴシと洗っている方もいると思います。
どのように洗うのが、一番だと思いますか?

今回は、2つの方法でそれぞれ良いと言われている体の洗い方をご紹介します。

  1. 石鹸・ボディーソープ(洗浄剤)を使わないで汚れを落とす効果的な方法

  2. 石鹸・ボディーソープ(洗浄剤)使って汚れを落とす効果的な方法

自分に合うのが見つかればいいですね。
また、医師にも体を洗うには、どちらがいいかを聞いたアンケート結果もご紹介します。

目次

  1. 石鹸・ボディーソープ(洗浄剤)を使わないほうがいいという見解
  2. 何もつけずに洗う!「タモリ式入浴法」とは?
  3. タモリ式の入浴方法
  4. それでも、石鹸・ボディーソープ(洗浄剤)を使いたい
  5. 肌に優しい洗い方指南|ミノン流の肌に優しい洗い方
  6. 赤ちゃんの洗い方も、優しく
  7. キレイな肌になれる体の洗い方
  8. 洗浄剤を使う・使わないどっちがいいの?|医師に聞いてみた

石鹸・ボディーソープ(洗浄剤)を使わないほうがいいという見解

まずは、「石鹸・ボディーソープ(洗浄剤)を使わないで汚れを落とす効果的な方法」をご紹介します。

現代人はお風呂で体を洗いすぎる人がほとんどです。

これは20代の若い女性に限った話ではなく、男性も含めて大半の人に当てはまることです。

「洗いすぎ」がどのような状態なのかピンとこない人もいると思います。

ズバリ、毎日石けんを使って全身を洗うことが洗いすぎなのです。皮膚には元々自浄作用が備わっているため、よほど体を汚さない限り石けんを使わなくても問題ありません。

石けんは油をこそげ取るものですから、外側の汚れだけではなく、体に本来必要な油分も奪い取ってしまいます。そのため、使うときも必要最低限の量と頻度で構わないのです。

※ 参考:全身を毎日石けんで洗う必要なし!体の正しい洗い方

何もつけずに洗う!「タモリ式入浴法」とは?

何もつけずに洗ったほうがいいという考えを実践している人が芸能人にもいます。

タモリさんが、テレビで自分の入浴方法をご紹介しました。
タモリさん曰く「この方法で80%の汚れは落ちる」とのことです。

多くの芸能人から視聴者までが試した入浴法です。
実際に試してみると、肌がキレイになると評判ですよ。

タモリ式の入浴方法

タモリ式の入浴方法のやり方は大きく2つです。

  • 湯船に10分以上浸り、撫でるように軽く体を擦ります
  • 石鹸、シャンプーは使わない

体をゴシゴシと洗わずに、ただこの2つだけを意識すること。
簡単ですね。

根拠としては、人間にはそもそも肌を守るための皮脂があるためと言われています。

石鹸やボディソープなどを使うと、その皮脂が失われます。
そのため、過剰に皮脂が分泌されることで逆にベタベタしてしまうらしいです。

タモリ式の入浴方法の効果として、

  • 肌がツヤツヤになる
  • 体臭もしなくなる
  • 乾燥肌対策にも

などがあるようです。

湯船にじっくり入ることで、余分な皮脂を失わずに汚れだけを落としてくれるとのことです。

週末などに是非試してみたらいかがでしょうか?

※ 参考:タモリ式入浴方法が今も話題に!お肌がツヤツヤ、体臭予防も

実際にタモリ式入浴方法を試した方の声を2つご紹介します。
皆さんが気になる「実際に効果はどうなのか?」に触れていますよ。

2年間続けた感じでのメリットはこんな感じ。

  • 汗がサラサラ
  • 顔が脂ぎらない
  • お風呂にはいるのが楽
  • におわない

汗がサラサラになった感じはする。

サラサラって表現もちょっとおかしいけど、なんというかねっとりした汗はかかない。

ほぼ水に近いスーっと流れるような汗だ。

顔のテカリもなくなった。

また逆に肌がカサカサになることもない。

まぁたらふくビール飲んで唐揚げ食べてオールしたりすると全く関係なくテカるけど。

少なくとも日常生活では快適な状態だ。

※ 参考:タモリ式入浴法を約2年間続けた効果を発表する

もう1人の声もご紹介します。

真冬にはスネ周りを中心に粉が吹くほどの乾燥肌が、今シーズンは痒みや乾燥にほとんど悩まされることなく過ごしました。

乾燥肌特有の肌トラブルの改善が体感できています。冬になるたび妻にボディミルクやニベアを借りて保湿を頑張っていましたが、スキンケアから解放されて万々歳です。

ですが顔はお湯だけの洗顔だと突っ張ってしまい、オールインワンゲルでスキンケアしています。

肝心の臭いは、家族に聞くと何も感じないそうです。

湯シャンの時の方が、ニオイが気になったと言われたくらいでした。

※ 参考:タモリ式入浴法は不潔か?1年実践して見えたメリット、デメリット

ニオイについても、特段平気のようですね。
試してみてはいかがでしょうか?

それでも、石鹸・ボディーソープ(洗浄剤)を使いたい

続いて、石鹸・ボディーソープ(洗浄剤)を使った優しい洗い方をご紹介します。

やはり「石鹸がないと洗った感じがしない」という方も多いと思います。
タオルでゴシゴシ擦るのではなく、肌を撫でるように優しく洗ってくださいね。

肌に優しい洗い方指南|ミノン流の肌に優しい洗い方

(1)泡立てネットや、スポンジを使って泡をつくった後、泡を肌にのせて、手でなでるように伸ばします。または、ガーゼなどやわらかい素材で、肌をなでるように洗いましょう。

(2)ナイロン製のゴワつき、シャリ感の強い素材による摩擦は、肌のバリア機能を低下させるだけでなく、色素沈着の原因にもなることがあるため、避けたほうがよいでしょう。

(3)シャワー、バスタブの温度が熱すぎると肌のもつ保湿成分が流れ出やすいため、人肌程度の36℃~38℃が理想とされています。40℃までにとどめましょう。

(4)湯あがりに、タオルでゴシゴシと擦るように拭かず、水分を取るように軽く押し当てて拭きましょう。

(5)保湿剤を塗る場合には、お風呂あがり、肌の水分が蒸発する前に、なるべく早く塗りましょう。

※ 肌をいたわる洗い方も大切です

赤ちゃんの洗い方も、優しく

赤ちゃんの洗い方については、より優しくするようにお気をつけください。

(1)「顔→頭→おなかと手足→背中→おしり→股間」の順番で、泡立てたせっけんで包み込むように洗いましょう。片手で使える泡タイプの洗浄料が便利です。

(2)わきの下や足の付け根のあたりなどくびれた部分には汚れが残りやすいのでしっかりと。

(3)頭も汗をかきやすい部分。爪をたてないように気をつけ、泡を伸ばすようにして洗い、皮脂の多い頭皮もきれいにしましょう。

(4)全身をきれいにしたら、さっとすすぎ洗いへ。

(5)仕上げは湯船でいい気持ち。お風呂からあがったら軽く押さえるように手早く拭いてあげましょう。入浴後には必ず保湿剤を塗って肌を守りましょう。

※ 肌をいたわる洗い方も大切です

キレイな肌になれる体の洗い方

また、全身の洗い方についても、順序と箇所によっての洗い方を意識して、肌のお手入れがされている、キレイな体を目指しましょう。

最初に、お湯で髪や体全体についたホコリなどを洗い流す

【髪の毛と頭皮を洗う】

あまりシャンプー&コンディショナーが体に触れないように気をつける。

【顔、耳の後ろ、首を洗う】

メイク汚れや髪を洗うときについてしまったシャンプーなどを、この時点で洗い流します。

【わきの下、ヘソ、足の付け根を洗う】

この部分は汗もかいて蒸れやすく、また垢がたまって臭いやすいので毎日洗いましょう。

【胸や背中の真ん中にかけて洗う】

皮脂腺が多いので泡を滑らすようにして、余分な皮脂を洗い流す

【角質の厚いカカト&足の指の間を洗う】

靴の中にずっと押し込まれている足の指の間も、垢が溜まりやすいので、泡をつけて手の指でしっかり洗います。

【最後に、体についている泡をしっかりと洗い流す】

体を洗う順番は上から下が基本。

これだけで、皮膚と体は清潔にきれいに保つことができます。

※ 参考:キレイな肌になれる体の洗い方!肌ヂカラが蘇ってくる簡単な方法

洗浄剤を使う・使わないどっちがいいの?|医師に聞いてみた

「洗いすぎないスキンケア術をどうお考えですか?」という質問に答えた、医師3,531人のアンケート結果をご紹介します。

結果としては、ほぼ半々となっています。

1位:洗浄剤はどちらかというと必要:1,425人(40.4%)
2位:洗浄剤はどちらかというと不要:1,233人(34.9%)
3位:洗浄剤は必要:321人(9.1%)
4位:洗浄剤は不要:216人(6.1%)
5位:その他:336人(9.5%)

医師によって見解が割れております。

詳しくは、医師のコメントを参照ください。

「洗浄剤はどちらかというと必要」医師回答数: 1,425件

  • 乾燥性の皮膚炎になるまで過剰な洗浄をする必要性は感じませんが、手に洗剤を取り柔らかに洗い流す位はしてもよい と思います。(50代、一般内科)
  • 汚れや垢を落とすためには最低限の石鹸などは必要です。要は毎日のように使いすぎないことです。(60代、一般外科)
  • 大量に汗をかいた場合やあぶら汚れがあるような場合は少量は必要だと思います。(40代、一般内科)
  • 洗浄剤をちゃんと洗い流すのが大事かと思います。(40代、一般内科)
  • 毎回使わなくてもいいですが、やはり洗浄剤でないと落ちない汚れもあります。(30代、皮膚科)
  • ケースバイケースだとは思いますが、臭いを考えると精神衛生上使った方が良い場合もあるのではないかと思います。(40代、産業医)
  • 少なめ、低刺激、しっかり洗い流すことにより使用してもらいます。(50代、一般内科)
  • やはり、ある程度の細菌や汚れは洗浄により落とす必要があると思われるから。(40代、消化器外科)
  • 患者さんの皮膚の状態によります。乾燥が強い場合は、陰部など汚れやすい場所だけ毎日洗浄剤を使って洗い、その他の場所はお湯で流す程度にするように伝えております。(40代、小児科)

「洗浄剤はどちらかというと不要」医師回答数: 1,233件

  • 皮膚科をしていると、洗いすぎによる皮膚トラブルの多さに閉口する事が多いです。(30代、皮膚科)
  • 高齢者やアトピー性皮膚炎の人には、あまり使わないように指導しています。そうでない、若い人は使ってもよいのでは。(50代、家庭医療)
  • 自分自身の経験から、洗浄剤は何日かに1回の使用で良いように思います。(50代、整形外科・スポーツ医学)
  • 冬にはなるべく石けんを使わないように指導しています。(50代、一般内科)
  • 汚れ具合などで時によっては必要な場合もあると思いますが、原則不要だと考えています。(50代、産婦人科)
  • 洗浄剤の必要な箇所は、陰部と腋でその他はシャワーのみで十分。高齢者は界面活性剤の入ったボディーソープを使用しない。ナイロンタオルを使用しない。以上が望ましい。これで乾燥歯肌と皮膚掻痒症が改善する。(60代、一般内科)
  • 痒みを訴える高齢者の多くがせっけん&タオルでゴシゴシ洗っています。やめて頂くと痒みが軽減します。(40代、血液内科)
  • 積極的に洗浄剤をやめていただき、お湯だけ洗浄にしてもらっています。気になる時だけお湯で薄めた洗浄剤を使ってもらっています。子供の乾燥性の皮膚炎がよくなった方が多くいますので、机上の空論ではないと思います。(40代、皮膚科)
  • 頭皮、腋窩、陰部、足底など皮脂や汗の多いところは石鹸を用いて洗うほうがよいと思うが、他は不要。(30代、皮膚科)

「洗浄剤は必要」医師回答数:321件

  • 程度にもよりますが、洗浄剤なしというのは、不安があります。過度にやりすぎも必要ないでしょうが。(50代、精神科)
  • 陰部や腋下など、部位によっては洗浄剤が必要と思います。(30代、代謝・内分泌科)
  • 皮膚を清潔に保つことは必要。過度の洗浄による皮膚表面の損傷や過度の乾燥が問題なのだと思う。(40代、血液内科)
  • 水だけだと汗やにおいが残る。ただごしごしは洗わないほうがいい。撫でるだけで十分。(40代、泌尿器科)
  • 使用頻度や使用方法の問題だと思います。(30代、呼吸器内科)
  • 皮膚の状態にもよると思うが、刺激が少ないように工夫しての洗浄剤は、病原体や汚れをある程度落とすうえで必要と考える。(30代、産婦人科)
  • 皮脂は洗剤を使用しないと除去できず、体臭も残ってしまいます。(50代、一般内科)
  • 脂分が落ちないとニキビなどの原因やにおいの原因になるので、やはり使うと思います。(40代、血液内科)

「洗浄剤は不要」医師回答数: 216件

  • 洗剤は不要です、洗い流せば十分で、環境にも良い。(50代、一般内科)
  • 肌トラブルのあるときこそ洗浄剤は不要。加えてワセリンによる保湿が良いです。(30代、麻酔科)
  • 水洗いで十分きれいになると思います。脱脂による乾燥の方が問題。(30代、耳鼻咽喉科)
  • アトピーで水洗しかしなくなっていた。数年後だが気がついたら気にならないくらいまで治癒した。洗浄剤はいらないと思います。(40代、脳神経外科)
  • もう何年も、明らかな汚れ以外は洗剤を使っていません。Yシャツの襟汚れも、以前と同等です。冬場の皮膚掻痒感は明らかに減少しました。(60代、産婦人科)
  • 油汚れがない限り、原理的に不要です。石鹸は界面活性剤であり、油に親和性がある物質を水になじませる効果があるというだけで、汚れを取る効果があるわけではないからです。(40代、一般内科)

「その他」医師回答数:336件

  • バリア機能障害がある湿疹や、アトピー性皮膚炎では、黄色ブドウ球菌がついて感染の原因になるので洗浄は必要だが、 正常な皮膚については、バリア機能を壊してしまう可能性があるので、夏場などの汗をかく時期を除いては、石鹸洗浄 を毎日でなくてもいいと思います。(30代、皮膚科)
  • 治療上洗浄剤の使用が望ましくないのであれば使わなければいいし、そうでないならその人の自由でしょう。(50代、泌尿器科)
  • ケースバイケースなのではないでしょうか。アトピー性皮膚炎や乳児など皮膚が脆弱な方には洗浄剤は不要、思春期や壮年期で皮脂が多かったり体臭(加齢臭?)が強い方には必要なのではないかと思います。(40代、総合診療)

※ 医師専用サイト MedPeer 調べ

医師のコメント

  • 眞鍋 歩
    眼科
    皮膚には常在菌というものが存在しています。この常在菌は普段問題になることはありませんが、石鹸や洗浄剤を使いすぎたり、皮膚を過度にこすって洗ったりすると、菌を減らすどころか増加させてしまうことがあります。
    やはり過剰な石鹸や洗浄剤の使用はあまりいいとは言えないと思います。そのあたりは皮膚科の先生のコメントが一番参考になるかと思います。
    投稿日時:
    なるほど

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    医師
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    一般
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