手を洗ったらどうしてる? エアータオルの使用について医師3300人にアンケート調査

手洗いをしっかりして、きっちり水分を拭き取ろう
医師の7割が「エアータオルで使わないほうがいい」と考えていることが分かりました。ペーパータオルのほうが水分を拭き取りやすく、清潔を保ちやすいことが理由なようです。
お肌・美容の悩み
イシコメ運営事務局

お店のトイレなどに付いているエアータオル。みなさんは、使っていますか。
エアータオルを使えば、ハンカチを取り出さずに、手を乾かすことができるので、楽ですよね。
しかし、エアータオルはみんなが使うものなので、衛生面が気になります。
前に使った人の水滴が残っていたり、底の方に水が溜まっていたりすると、使うのを躊躇してしまうこともあるでしょう。
そこで今回は、エアータオルの使用について、3310名の医師にアンケート調査を行ったので、その結果をご紹介します。

※ 本調査は医師専用コミュニティサイト「MedPeer(https://medpeer.jp/)」にて2013年3月4日から同年3月10日にかけて行われ、3310名から回答をいただきました。

医師の7割「使わない方がいい」

この調査では、エアータオルについてシンプルに

  • 使用したほうがよいと思う
  • 使用しないほうがよいと思う

のいずれか片方を選んでもらう形式で行われました。
その結果が下記の図1です。

図1 エアータオルは使用すべきか?

7割弱の医師が「使用しないほうがよいと思う」と回答していました。

使用しないほうがいい理由は「乾かない」「清潔でない」

それでは、7割の医師たちの“使用しないほうがよいと思う”理由を見ていきましょう。

  • 40代女性 産婦人科医
    エアータオルは少々時間かけてみても、結局水滴が少しだけ飛ぶくらいで手は濡れたままで乾きません。エアタオルでしっかり乾燥するまで使うと、何分くらい使用し続けないといけないのか知りたいくらいです。ちなみに、医療機関の(医師等の)専門職が働くエリアでは、エアータオルを見たことがありません。
  • 60代男性 一般外科医
    水跳ねが多く、また空気の吸い込み口が床に近い場合もあり、汚れた空気をまき散らしてしまうことが予想されます。とくに濡れた機器に触れてしまうと、せっかく洗った手指が汚染される可能性があります。多かれ少なかれ機械に水たまりができますが、それによってかなり細菌汚染されているとの報告もあったと記憶しています。
  • 30代男性 アレルギー科医
    乾くのに時間がかかりすぎます。また、清潔に保つためのメンテナンスが難しい印象です。自分が勤務してきた病院では、全てペーパータオルが常備されていました。ですので、自分もペーパータオルばかり使用しています。ペーパータオルはゴミがかさばりますが、清潔を保つ点では非常に良いと考えます。

ほとんどの医師が

  • 乾くのに時間がかかりすぎる
  • (適切なメンテナンスがなく)清潔でない

という2つの理由をあげました。

ただし、「なにも使用しないよりはマシだが、できればペーパータオル等の方が良い(50代男性 感染症科医)」というコメントもあり、手を濡らしたままにするよりはエアータオルでそれなりに乾燥させたほうが好ましいようです。

使用する場合は「清潔が保たれていることが前提」

次に「使用したほうがよいと思う」と回答した医師のコメントを見ていきましょう。

  • 50代女性 一般内科医
    エアータオルの機械の清潔管理は、当然の前提として……私のクリニックでは紙タオルも併用していますが、ぬれたままだと何枚も使う人がいてゴミが増えます。
  • 50代男性 一般内科医
    何かに触ることで、感染は起こります。紙タオルに飛沫が付着している可能性も踏まえると、エアーで何も触れずに乾かせるのがよいと思います。風力で乾燥させる物より、熱を加えて乾燥させる物が良いかもしれません。ただし、機器の清潔を保つことが必要です。
  • 40代男性 救急医療科医
    流水で正しくキレイに洗うということの方が重要で、乾かす手段は特に選ぶ必要はないと思います。ハンカチ、ペーパータオル、エアータオル、どれも管理状況次第で清潔さはまちまちです。

これらのように、清潔であることを前提にすれば、エアータオルを使用すべきとする医師が多かったです。

また、「紙はゴミがたくさん出てエコじゃない(60代男性 一般内科医)」といった意見も複数見られました。

エアータオルとハンカチの併用がおすすめ

エアータオルで不潔な部分に触れないようにしつつ、ハンカチで残った水分を完全に拭きとってしまうのがいいのかもしれません。

エアータオルだけで完全に乾かそうとすると長時間風に当てる必要があるので、その分細菌が付く可能性が高くなります。

エアータオルの使用は、大まかな水滴をとるだけにして、なるべく短い時間にするように心がけましょう。

医師のコメント

  • 伊藤 涼
    一般的なエアータオルの内部に長時間付着したウェットな部分に細菌が繁殖している印象です。それが微妙に生ぬるい温風にのせて飛んでいると思うと… しかし唯一、吸引力が変わらないことでお馴染みdysonのプロダクトはかなり良い印象でした。場所は忘れましたが、どこかの飲食店で導入されていました。 https://www.dyson.co.jp/hand-dryers/airblade-tap.aspx ハンカチを持ち歩いていますが、たまに洗濯し忘れるという本末転倒なミスを犯します。ライターさんも気をつけてください(笑)
    投稿日時:
ツイート
この記事の著者

関連する健康相談

関連する記事