胎動で性別と胎児の状況がわかる⁉産婦人科医157名に聞いてみました

妊婦さん
どの噂に関しても、9割近い医師らが「ウソ」または「どちらかというとウソ」と回答しました。本調査では、胎動と胎児の性別や障害の有無とは全くの無関係である、という結果になりました。
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現在妊娠中のみなさん。もしくは将来的に子供がほしいと思っているみなさん。
「胎動が激しいと男児が生まれる可能性が高い」
「胎動が弱いと女児が生まれる可能性が高い」
「胎動が弱いと子供に障害があるかもしれない」
こんな噂を聞いたことはありませんか?
妊婦さんならば、誰もが気になるこのトピックについて産婦人科医157名に調査し、真偽の程を確かめてみました。

※ 本調査は医師専用コミュニティサイト「MedPeer(https://medpeer.jp/)」にて2017年8月4日から同年8月8日にかけて行われ、157名から回答をいただきました。

まずは、「胎動と性別」に関する都市伝説について医師の方にアンケート調査をしてみました!

「胎動が激しいと男子が生まれる」「胎動が弱いと女子が生まれる」という都市伝説はウソと考える医師が圧倒的!!

本調査では、「胎動と性別」の関連性については産婦人科医157名中9割以上が全否定する結果となりました。

図1図2

 

 

  • 50代 男性 産婦人科医 ウソ
    女児でも胎動が激しい子は激しいです。大差はないと思います。
  • 60代 男性 産婦人科医 ウソ
    全く科学的根拠がありません。
  • 60代 男性 産婦人科医 ウソ
    胎動が弱い場合、酸素不足で胎児が動けなくなっている可能性もあるので、これらの都市伝説は危険な誤解です。
  • 50代 女性 産婦人科医 ウソ
    胎動が少なすぎると、胎児の発育不全を疑います。
  • 50代 男性 産婦人科医 どちらかというとウソ
    胎動は胎児健康度の重要な指標であり、性別との関係はありません。
  • 40代 女性 産婦人科医 どちらかというとウソ
    羊水が多いと激しい胎動を感じる方が多いと思うが、胎児の性差はあまりないと思います。
  • 80代 男性 産婦人科医 どちらかというとウソ
    男児がよく動くと言われていますが、実際は男女あまり関係ありません。

このように、全くの科学的根拠がないため、胎動と性別の関連性については「ウソである」と考える医師が圧倒的多数でした。
また、「胎動が弱いと男児の可能性がある」という噂については、胎動が弱いということは、胎児に何かしらの異常が起こっている可能性がある、と考える医師の見解も目立ちました。

さらに、「胎動と胎児の障害」に関する都市伝説についても聞いてみました。

胎動が弱いと障害を持つ子が生まれるという噂はウソ!

図3
  • 60代 産婦人科医 男性 どちらかというとウソ
    胎動がない、または少ないと訴える場合、ほとんどは胎児が眠っているときです。
  • 50代 男性 産婦人科医 どちらかというとウソ
    胎児仮死などで胎動が弱くなることはあります。
  • 50代 男性 産婦人科医 どちらかというとウソ
    障害というより、何等かの胎児盤機能異常の可能性が高いです。
  • 50代 男性 産婦人科医 どちらかというとウソ
    感じ方には個人差があります。今まで強かった胎動が極端に減ってくると、胎児機能不全になっていることがあります。
  • 30代 女性 産婦人科医 どちらかというとウソ
    確かに、重症筋無力症の子は胎動が弱いと思いますが、それ以外は関係ないと思います。

やはり、「胎動と障害」の関連性についても「ウソ」と「どちらかというとウソ」と答える産婦人科医が圧倒的多数でした。
胎動が少ない場合は、「胎児が眠っている」もしくは「胎児機能不全」や「胎児盤機能異常」などの他の症状を疑うべきという医師の見解が聞かれました。

一方で、なかには「どちらかというとホント」という回答をする医師もいました。

  • 60代 女性 産婦人科医 どちらかというとホント
    胎動が少ないと胎児の状態がよくない可能性があります。先天異常をもっている可能性もあるかも知れませんが、いまはエコーでより正確なことが分かるので、胎動のことだけで判断するべきではないと思います。
  • 30代 男性 産婦人科医 どちらかというとホント
    胎動と障害の有無について、関連があるとする報告もあるようです。
  • 50代 男性 産婦人科医 どちらかというとホント
    先天性異常があると胎動が弱いという可能性は考えられます。
  • 40代 女性 産婦人科医 どちらかというとホント
    染色体異常の胎児は、胎動減少で受診されることが多い気がします。

「どちらかというとホント」と答えた医師のほとんどが、胎動が弱いことによる胎児への異変の現れを指摘していました。
このように胎動が弱い時期がずっと続く場合には、胎児に何らかの異変が起きていると考えられるので、早めに産婦人科の主治医に相談するようにしましょう。

胎動は胎児のことを知る一つの手段

本調査では、9割近い医師らが「胎動と胎児の性別」や「胎動と胎児の障害の有無」に関する都市伝説にウソ、またはどちらかというとウソと回答する結果となりました。

胎動はあくまで胎児の健康状態等を把握するための一つの手段にしかすぎません。
現在では医療技術が発達し、様々な機械を駆使して胎児の様子をより正確に知ることができるようになりました。

そのため、胎動の強さ・弱さなどにまつわる噂を過信せずに、何か異変を感じたらすぐにかかりつけの産婦人科医の先生に相談するようにしましょう。

胎動に関するその他の情報に関してはこちらの記事を参照してみてください!

妊娠中の胎動について、産婦人科医157人に聞いてみました

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