妊娠中の痔に悩まされたくない人へ 産婦人科医157名が疑問に答えます!

妊婦さん
妊娠中の痔について、本調査では次の3点を心にとめておくべきという結論になりました。1妊娠中の痔は、妊婦さんなら誰もがなりうる病気、2妊娠中に痔になってしまったら、まずは産婦人科の主治医に相談する3痔の原因は「便秘」なので、妊娠時の痔を予防するには、「食物繊維・水分のこまめな摂取」など便秘予防に努めることが大切
妊娠・出産・不妊の悩み
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51%。

この数字、何だと思いますか?
実は、産婦人科医の方157名に「妊娠中に痔になった方はどれくらいいましたか?」という質問をした際に、「ほとんどの方は痔を経験していた」「痔になった方は約半数程度だった」と回答した医師の割合です。
こちらが実際のグラフです。

図1

日本人の中で、痔で悩んでいる人の割合は3人に1人と言われていることを考えると、妊婦さんの場合は痔になる確率が高いと言えます。

そこで本調査では、妊娠中の痔について

  • 妊娠中になりやすい痔の種類
  • 妊娠中の痔の原因
  • 痔の対処方法
  • 痔の予防方法

の4つの視点からまとめてみました。

妊娠中になりやすい痔の種類

妊娠時にかかりやすい痔の種類について、調査では以下のような結果になりました。

妊娠時に最もかかりやすいのは「外痔核」

図2

調査の結果、9割以上の医師が「外痔核」を選択していました。比較的痛みの少ない「内痔核」に比べて、「外痔核」は激しい痛みを伴います。両方とも、一般的には「いぼ痔」と呼ばれている種類の痔です。
もし、妊娠中に痔になってしまった場合は産婦人科の主治医に相談するようにしましょう。
症状が重い場合には、肛門科を紹介してくださる場合もあるようです。

妊娠時の痔の種類についての詳細や、医師のコメント等は妊娠中は痔になりやすい!?産婦人科医150人に聞きましたで紹介しています。

妊娠中の痔の原因

続いて、産前の痔の原因について医師にアンケートで聞いてみました。

妊娠中の痔の原因第1位は「便秘」

図3

産前の痔の主な原因として、約7割の医師が「便秘」と回答しました。
この便秘も、妊娠中になりやすい病として頻繁に取り上げられています。
医師のなかには、痔の外用薬の処方だけではなく、便秘の処方もしていると答えた方もいました。
妊娠中の痔の原因について、さらに知りたい人は妊娠中と産後の痔の原因について 産婦人科医150人に聞きましたを参考にしてください。

これまで、「妊娠中」の痔に限り紹介してきましたが、実は痔に悩まされるのは妊娠中だけではないんです。
産後に痔ができてしまって困った…という妊婦さんもたくさんいらっしゃいます。
では、なぜ産後に痔ができてしまうのでしょうか。
産婦人科医の方々に聞いてみました。

産後の痔の原因第1位は「分娩時のいきみ」

図4

本調査の結果、最も多かったのは「分娩時のいきみ」で産婦人科医の約8割が主な原因として指摘していました。
しかし、これらの出産を通してできてしまった痔は、産褥期に入れば完治する場合がほとんどとのことだったので、あまり心配しすぎる必要はないのかもしれません。

妊娠中の痔の原因について、さらに知りたい人は妊娠中と産後の痔の原因について 産婦人科医150人に聞きましたを参考にしてください。

次に、痔になってしまった場合の対処方法についてアンケート調査を実施しました。

妊娠中の痔の対処方法

非ステロイドまたはステロイド系の座薬・軟膏を処方してもらおう

図5

妊娠中の痔の処方薬として、「非ステロイド系」または「ステロイド系」の座薬・軟膏を使用すると答えた医師がほとんどでした。
しかし、なかには座薬や軟膏に頼るだけではなく、痔の原因でもある便秘の解消に努めることも大切という医師の意見も多くみられました。

詳しくは、妊娠中の痔の対処と予防について 産婦人科医150人に聞きましたにアンケート結果で得られた医師のコメントを掲載しています。

妊娠中の痔の予防方法

最後に、妊娠中の痔の予防方法についてアンケート調査を実施したところ、以下のような結果となりました。

 生活習慣の見直しが痔の予防への第一歩

図6

痔の予防策として、最も支持を得たのは便秘の解消方法としても知れ渡っている「食物繊維・水分のこまめな摂取」でした。
やはり、多くの医師が痔の原因である便秘の予防に力を入れており、痔の患者さんには生活習慣指導も実施しているといったコメントがたくさん見られました。
このように、妊娠時の痔を防ぐには、まずは便秘の予防に取り組むことが必須なようです。

詳しくは、妊娠中の痔の対処と予防について 産婦人科医150人に聞きましたに痔の予防方法やアンケート結果で得られた医師のコメントを掲載しています。

妊娠中の痔のまとめ

妊娠中の痔について、ぜひ覚えておいていただきたいことは以下の3点です。

  • 妊娠中の痔は、妊婦さんなら誰もがなりうる病気
  • 妊娠中に痔になってしまったら、まずは産婦人科の主治医に相談する
  • 痔の原因は「便秘」なので、妊娠時の痔を予防するには、「食物繊維・水分のこまめな摂取」など便秘予防に努めることが大切

ただでさえストレスのたまりやすい妊娠期。
少しでも心の負担を軽くするためにも、妊娠中にかかりやすい病についての知識を得ておくと、快適なマタニティライフが送れるかもしれません。

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