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産後の体型崩れの原因と対処法とは? 産婦人科医154名に聞きました!

ダンベル
本調査の結果、産後の体型崩れの原因は「体の各部位の筋力低下」や「妊娠中に蓄えられた脂肪」であることがわかりました。また、産後の体型改善としては「規則正しい食生活」や「産後1ヶ月以降の簡単なエクササイズの実施」が最も多くの支持を得ました。
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出産後、体重は減っているのに、たるんだお腹が全然元に戻らない…そんな経験をしたことはありますか?
産後に体重は減っても、体型を産前のような状態に戻すのは難しい…という肩もおられるのでは?
以前の記事『産後の体重と基礎代謝について産婦人科医154名に聞きました』(記事リンク)では、産後の体重や基礎代謝などについて取り扱いました。
今回は、産後の体型崩れの原因や対処法について産婦人科医154名にアンケート調査を実施しました!

※ 本調査は医師専用コミュニティサイト「MedPeer(https://medpeer.jp/)」にて2017年8月10日から同年8月21日にかけて行われ、産婦人科医154名から回答をいただきました。

まずは、産後に妊婦さんの体型が元に戻りにくい理由について聞いてみました。

産後の体型の崩れは「筋力の低下」と「脂肪」が原因

図1
  • 60代 男性 産婦人科 体の各部位の筋力が低下しているから
    体型が元に戻らない場合は、筋肉量の低下が一番の要因だと思います。
  • 60代 男性 産婦人科 妊娠中に蓄えられた脂肪を燃焼させるのは難しいから
    骨盤底筋群が弛緩しないと赤ちゃんは生まれませんし、多少産道が傷つきます。溜まった脂肪と、緩んだ筋肉群で下腹部を中心に締まりのない体型となります。
  • 30代 女性 産婦人科 骨盤が歪んでしまっているから・産後に食べ過ぎるから
    出産による骨格の変化で、下半身が太りやすくなると思います。
  • 60代 男性 産婦人科 骨盤が歪んでしまっているから・体の各部位の筋力が低下しているから など
    基礎代謝が低下しているので、脂肪が燃焼しにくい状態になっています。産後、母乳の影響で食べても太らないと考え、食べ過ぎてしまう傾向があるのではないでしょうか。
  • 60代 女性 産婦人科 その他 女性ホルモンの減少
    女性ホルモンが減少すると、糖代謝なども変化し、内臓脂肪がたまりやすい身体になります。
  • 60代 男性 産婦人科 その他 次回の分娩に備えた体型を保つから
    女性は妊娠すると、大きくなる子宮を支える体型となります。そのため、側腰筋が発達し腰のくびれがなくなります。腹直筋は離開して、たるんだお腹の原因になります。

調査の結果、多くの医師が「腹筋など体の各部位の筋力の低下」や「妊娠中に蓄えられた脂肪の燃焼の難しさ」を産後に体型が戻りにくい原因として指摘していました。
他にも、女性ホルモンの減少により内臓脂肪がたまりやすくなってしまうことや、分娩による骨格の変化で下半身が太りやすくなってしまうことも体型変化の原因として挙げられていました。
出産後は筋肉が落ちたことによる体型崩れの可能性が高く、妊娠でついた脂肪を落とすためにも筋肉量を増やし、脂肪を燃焼させるような取り組みが大切そうです。

続いて、産後の体型をもどすためにオススメの方法について聞いてみました。

産後の体型改善には「規則正しい食生活」と「運動」

図2
  • 60代 男性 産婦人科 規則正しい食事を心掛ける
    やはり規則正しい食生活と睡眠が最も大切だと思います。運動の効果はある人とない人で大きく分かれると思います。
  • 50代 男性 産婦人科 規則正しい食生活を心掛ける
    筋肉量を増やして、基礎代謝を上げる必要があると考えます。
  • 40代 男性 産婦人科 規則正しい食生活・簡単なエクササイズを始める
    ある程度の運動は重要だと思いますが、皮膚のたるみは個人差があり、改善が難しい面もあると思います。
  • 60代 男性 産婦人科 規則正しい食生活・簡単なエクササイズを始める
    実際に、産後に適切なエアロビクスなどの運動を行うことで成果がでています。
  • 40代 女性 産婦人科 簡単なエクササイズを始める
    産後健診で問題がなければ、軽い腹筋を始めるといいと思います。
  • 30代 女性 産婦人科 骨盤ベルト・ガードルを着用する
    骨盤ベルトは、お産前・お産後と両方着用することをお勧めします。
  • 60代 男性 産婦人科 簡単なエクササイズを始める、骨盤ベルト・ガードルを着用する など
    私は骨盤矯正体操をお勧めしています。産後の骨盤ケアに特化した運動プログラムです。

産後の体型改善には「規則正しい食生活」もしくは「産後1ヶ月以降からの簡単なエクササイズ」が効果的とする医師が多くみられました。
また、骨盤ベルトの着用や骨盤矯正体操など、歪んだ骨盤を改善する対策方法を提示する医師もいました。
医師のコメントにもありましたが、これらの「産後のエクササイズ」や「骨盤ベルトの着用」をする際は、身体への負担を考慮しつつ、産後1ヶ月健診等で医師の確認をとってから開始するようにしましょう。

筋力アップと規則正しい食生活が体型改善への近道

本調査の結果、産後に体型が戻りにくい背景には、産後の筋力低下や妊娠中の脂肪の貯蓄が関係していることがわかりました。
また、体型改善の方法としては「食生活の改善」や「簡単なエクササイズの実施」が医師らの支持を得ました。
出産後は、育児や家事に仕事への復帰などたくさんのことに追われる毎日だとは思いますが、規則正しい食生活と軽い運動を心掛けることで、より早く産後の体型を戻すことができるのかもしれません。

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