お困りですか?
この度はご相談ありがとうございます。
医師の森と申します。
おなかの症状、痛みに対する恐怖、とてもお辛いですよね。
わたし自身、心療内科医としてよく過敏性腸症候群の患者様を診察いたします。
よろしければ、わたしからのアドバイスご参考ください。
多くの過敏性腸症候群のかたの場合、いろいろなお薬が使用され、なかなか効果を期待できないケースがよくみられます。
そこで、提案ですが、過敏性腸症候群に対する食事療法です。
過敏性腸症候群のかたの場合、特定の食材により知らず知らずのうちに症状を悪化させるケースがあります。
たとえば、にんにく、牛乳、など。
実は、ほかにも結構たくさんの食材により過敏性腸症候群の症状が悪化しやすくなることがわかっております。
小麦製品、ヨーグルトなど。
上記あげた食材にはFODMAPといわれる成分が多く含まれると考えられており、いったんこのFODMAPといわれる成分があまり含まれていない食材だけで2-3週徹底的にきをつけて食事をします。
このリスト、けっこう細かいのですが、「江田証」先生の記載されている本が何冊かあり、記載されております。
インターネットで、「過敏性腸症候群」「食事療法」「江田証」で調べていただき、書籍を当たってみてください。
そうするとかなりおなかの調子が改善するケースがみられます。
そのあとに1種類づつおなかが反応していたかもしれない食材を試し、その食材にご相談者様のおなかが反応するのかしないのか、をみていく、大丈夫であれば、その食材はおなかが許容できる、思ったよりおなかの調子が悪くなれば、その食材は控える、そんな風にして食事の内容で大丈夫なもの大丈夫でないもの、を見極めていくことをしていきます。
食材リストはかなり細かいのですが、ご相談者さまの場合、かなりおなかの症状に苦労されておりますので、チャレンジする価値があろうかと思います。
よろしければご参考ください。応援しております。
この症状に近い健康相談

初めて失礼します。
長期間の腹痛で悩んでおります。
過敏性腸症候群を20年患っていますが、
ここ3年症状が変わってきました。
以前は緊張した時だけ下し、トイレに行けば痛みも引きました。
現在は、年に数回、へそ下エリアに激痛がはしり、下します。しかし、トイレに行っても強い痛みが数時間引かず、ブスコパンの注射を打つことも…。その後は下腹部の鈍い痛みが2、3ヶ月ずっと続きます。
緊張時は、以前より下腹部痛が強いです。下痢にならなくても痛みだけあります。
ここ数年は、頓服として麻酔系の痛み止めと、止しゃ薬、精神安定剤でごまかしています。
機能性ディスペプシアとパニック障害と診断されています。
大腸カメラ、胃カメラでは大きな原因はないそうで(大腸ポリープと逆流性食道炎のみ)、婦人科では血液検査をしてくださいましたが、わからないとのこと。
他に検査できることや、治療法はありますでしょうか。
困っております。
先生方のお知恵がありましたら、どうかどうかご伝授くださいm(_ _)m